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●333ウエストワカー・ドライブ
333 WEST WACKER DRIVE
シカゴで一番華麗な建築物といったら、333ウエストワカー・ドライブ(333West
Wacker Drive)でしょう。 このビルディングは高さや費用で知られた超高層ビルではなく、また、特別な材料を用いているわけでもありません。 しかし、このビルディングは周りの環境と巧みに調和し、ビルの存在感をより深くしたことで名声をあげています。 北西からみるシカゴダウンタウンの眺めに、このビルディングは訪来者達の目を惹き、1995年にはシカゴトリビューン紙においてシカゴで最も美しいビルディングと評されました。
333ウエストワカー・ドライブはダウンタウン・ループの北西、シカゴリバー沿いのワカー通りにあります。 設計者はカーン・ペダーソン・フォックス
Kohn Pedersen Fox で1983年に建てられました。 このスカイスクレイパーは彼の処女作であり、また彼が名声をあげた最初の作品でもあります。 全壁ガラスという80年代の建築傾向も、この設計からの影響とも言われていて、このビルディングは建築史上80年代を象徴する傑作といえるでしょう。

333ウエストワカー・ドライブの何よりの特徴は、正面のガラス外壁の湾曲です。 ブルーグリーンガラスの外壁が正面のシカゴリバーに沿って穏やかな湾曲を成し、149メートルの高さに及ぶガラスの曲壁面はシカゴリバーとダウンタウンの摩天楼を見事に映しだします。
装飾は最小限に抑えられていて、ベースはベルモント大理石と花崗岩、ロビーのデザインは大理石でまとめています。 外装共に内装にもシンプルさが強調されていて、正面のガラスの外壁のデザインを引き立たせます。 後方の外壁もすべてブルーグリーンガラスで統一されていて、円をスライスしたような平面、そして上部の一角にはチーズカッターの形に似たヒダのデザインが設けられていて、コーナーオフィスを多数に設置しています。 また、建物の両端には巨大な主柱がビルの外に建てられていることでも評判です。
333ワカーに訪れるとしたら日没が推薦です。 外壁が映し出す紅く染まったシカゴダウンタウンの摩天楼リフレクションは息を呑むほどの素晴らしさです。

●豆知識
333ワカードライブは数々の映画のセットに使われていましたが、有名なのはジム・キャリー主演の「トゥルーマン・ショー」(1998)Truman
Show でしょう。 この映画のシーンでは正面のグラス壁に主人公の映像が映されました。 また最近では、バットマンの最新作「バットマン・ビギンズ」のゴッサム・シティの中にも、このビルディングが見られます。
カーン・ペダーソン・フォックスは333ワカービルディングを設計した後、このビルディングの右と左の建物の設計も受け持ちました。 彼の建物は225のウエスト・ワカー(225
West Wacker)と191ノース・ワカー (191 North Wacker)になります。 なお、これらの建築物は333ワカーのビルディングや要素は取り入れていますが、コンセプトとデザインにおいては全く違うタイプのビルディングで話題を呼びました。
●333 WEST WACKER DRIVE
Height : 487ft (140m)
Floors : 36
Construction end 1983
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