
●ブルックフィールド動物園
ブルックフィールド動物園は、シカゴ西の郊外、ダウンタウンから一時間半くらいの所にあります。敷地は216エーカー(約87万4千m2)で、アメリカでは指折りの広さの動物園です。 創立1934年のブルックフィールド動物園は、現在2000匹以上の動物の住まいで、檻をなくして、岩や崖や植物などをバリアーにし、野生動物の生活の場に近い環境を創作した最初の動物園としても有名です。 アメリカで最初に中国からパンダを紹介したのもこの動物園です。
展示会は「オーストラリア・ハウス」、「猿の島」、「狼の森」など、それぞれに探検をするようにデザインされています。この動物園は、障害者や幼児のサービスが行き届いてあり、無料ベービーカート、車椅子用のスロープ、音声での解説、大きな字が写るモニター、など、多彩な工夫が所々に配置してあります。子供たちへの動物教育にも力を入れていて、興味が持ちやすく解説され、動物の事がより理解できるインターアクティブな展示物も置いています。
展示会の中で人気なのはチルドレンズ・ズーです。子供達が動物を直接触れ交流ができ、小さい子供はもちろん、家族一緒で楽しめます。 トロピック・ワールド展は、世界最大規模の屋内動物園で熱帯雨林を再現したもので、熱帯にいる猿や鳥など多数の動物を見ることができます。またセブン・シーズでのイルカショウは大人気で、入館する時は必ずイルカ・ショウのスケジュールをチェックして下さい。
春から秋にかけては、モーター・サファリ・トラムに乗ることもできます。ライオンやキリンなどが間近に見えるこのツアーもなかなかの評判ですので、興味のある人はこのトラムのスケジュールに合わせて、動物園を楽しんで下さい。
●歴史背景
1934年6月30日、15年という長い年月の努力を経て、ブルックフィールド動物園は開館しました。この動物園のきっかけは、1919年エディス・ラカフェラー・マコーミック夫人が、83エイカーという敷地を、クックカウンティというシカゴ郊外の自治区に動物園を設立するようにと寄附したことです。
クックカウンティは、マコーミック婦人のアイデアに共鳴し、新たに98エイカーを加え、1920年にはシカゴで有力な人々が集まって動物園の企画を始め、21年にはシカゴ動物園学の会を成立しました。そして、次の年にはジョージFモーラス・JR氏が、その会の初代マネージャーになりましたが、税金の問題がからんでしまい、建設がはじまったのは5年先の1926年になります。
しかし建設が始まり次第、この企画はアメリカの大不況に直面してしまい、建設の延期が避けられなくなりました。1931年に大不況の影響はまだありましたが、動物園の建築は再び始まります。この際に、檻がないアイデアもアメリカで最初に起用されました。
ようやく1934年に無事開館し、アメリカ中南部の人々がここを訪れます。当初はジギーという名の象、そして中国からアメリカに最初に贈られてきたジャイアント・パンダのスー・リンが人気の的でした。
開館してまもなく、40年代には動物園は大規模な改善を企画していましたが、第二次世界大戦の為に休止。規模を広げるのは、その12年後になってしまいました。動物病院、噴水、子供用の動物園などが設立されたのは50年代です。
来訪者が多く、人気も高いブルックフィールド動物園、しかし60年代には経営の効率が悪く、経済的に苦しくなっていきます。そんな経営難を救ってくれたのがフォーレスト・リザーブ会で、動物園のボンドを発行する他、サービスを修正し、教育者であるジョージ・B・ラッブ氏を館長に抜擢するなど、フォーレスト・リザーブ会は、動物園経営の改正に協力をしていきました。
ラッブ館長の下、トロピカル・ワールド、セブンシーが開かれ、来訪人はさらに増えて経営状態は良くなっていきましたが、それと同時にブルックフィールド動物園の目的は、未来への自然保護と再認識しました。世界自然保護業界でも、ラッブ館長は専務を務め、動物園のスタッフも一体となり、この運動に加わっています。現在では、450種類以上、2000頭に及ぶ動物と、3000個を越す標本、そして毎年200万人を超す入園者と、ブルックフィールド動物園は大きく発展しています。
●豆知識
どこの動物園にも人気者はいますが、ここブルックフィールド動物園ではオルガという名のセイウチが大人気。 シカゴの人々は、この動物園にオルガのおどけた動作を見に来ます。
ブルックフィールドは、動物たちの自然な環境を再現することで有名ですが、トロピカル・ワールドでは、熱帯地のランドスケープの他に、なんと稲妻や夕立まで再現してくれます。
ブルックフィールド動物園に行く際には、まる1日をこの動物園で過ごす覚悟で出かけた方が良いでしょう。また動物園はとても広く、長い距離を歩くので、履きなれた靴は絶対に必要です。それから入園した際に地図をみて、あらかじめプランを練るのも良いアイデアでしょう。
■Brookfield Zoo
3300 Golf Road
Brookfield, IL 60513
(708) 485-0263 または (800) 201-0784
●スケジュール
年中無休
春(4月の初めから5月の終わり)
週日 10時から5時
週末 10時から6時
夏(5月の終わりから8月の終わり)
週日、週末共に 9時30分から6時
メモリアルデイからレイバーデイまでの日曜日は7時30分まで。
秋(9月の初めから9月の終わりまで)
週日 10時から5時
週末 10時から6時
冬(10月の初めから3月の終わりまで)
週日、週末共に10時から5時
●入園料
一般入園料
大人 (12-64) $8.00
子供 (3-11) $4.00
シニア (65+) $4.00
幼児2歳以下は無料
下記の展示会にはそれぞれ一般入園料とは別のチケットが必要になります。チルドレンズ・ズー (Children's Zoo)
蝶々! (Butterflies!)
ハミル・家族動物園 (Hamill Family Play Zoo)
イルカショウ(Dolphin Presentations)
モーター・サファリ・トラム・ツアー (Motor Safari Tram Tours)
ズーパー・パス Zooper Pass (夏だけ)
すべての展示会を含めた入園券
おとな (12-64) $17.00
子供 (3-11) $11.00
シニア (65+) $11.00
アドミション・プラス・3Admission +3 (夏だけ)
一般入園券とイルカショウ、蝶々!チルドレンズ・ズー、ハーメル家族動物園、モーター・サファリ・トラムから3つ自由に選択出来ます。
大人 (12-64) $14.00
子供(3-11) $9.00
シニア (65+) $9.00
駐車場料金
車・ミニバン: $8.00
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