日本航空(JAL)のビジネスクラス・ファーストクラスで提供される和食は、オヘア空港(シカゴ)発としては唯一日本人シェフが調理した機内食となっている。また空港内に設置されたサクララウンジにて提供されているおにぎりをはじめとした軽食も同じく日本人シェフによるものだ。ちなみにビジネスクラスに限っていえば、機内食は和食・洋食が6:4の割合となっており、和食では肉と魚が半数分づつ搭載されている。この日本人にうれしい2009年4月からのJALのビジネスクラス機内食を少し紹介してみたい。


鳥つくねと枝豆

押し寿司

鰆と春山菜

朝定食

六つの肴

海鮮丼

 
JALのビジネスクラスの機内食は「お好きなときにどうぞ」を合言葉に、1回目に出される食事の後はいつでも欲しい時に欲しいだけオーダーを出せるユニークなシステムとなっている。このシステムは私のように食いしん坊を自負する人間が、おいしいJALのビジネスクラス機内食をいろいろと貪欲に試食してみたい場合はもちろんのこと、普段それほど食いしん坊というわけではないのだけれども、機内での食事やほろ酔いを楽しみにしているという方にもうれしいシステムである。

 それぞれのディシュの量は、ワインや日本酒に合わせるつまみ代わりはもちろんのこと、メインディッシュも多少控えめに盛られている。そのおかげで1回食べればもう満腹とはならずに、欲しいときに欲しいだけというシステムを利用していろんなものを楽しむことができるというわけだ。

 機内で炊いているという炊き立てのこしひかりはふっくらつやつやで、おかずだけではなくごはんという目立たない主役にまで気を配っているのがJALらしいところ。それに加えてメニューに上る品目は、季節物、栄養、味、組み合わせなどを考慮して、各季節ごとに新しく検討し直される。この検討の際には、大量にリストに上った中からまずは24に絞込み、さらに8つに最終選択をするのだという。何気なく選べるようになっているメニューにも、いろいろなプロセスがあると思うと、また食べる際の楽しみも増えるというもの。

 また事前に申し込んでおけば、ベジタリアンや豚肉なしなどの食事を用意してもらうことも可能となっており、ナッツ類などのアレルギーにも気を配ったメニュー構成となっている。それらの宗教上・健康上を考慮したメニュー対策に加えて、ワゴンで食事が配られるのではなく、スチュワーデスが各席に目を配って注文を個々に受け付けてくれるという細やかな配慮は、また利用したくなる心地良さに繋がっている。

 提供される機内食の和食が、シカゴ便では唯一の日本人シェフによるものというこだわりのJALであるが、食事だけではなく食事の楽しみを広げてくれるドリンク類にも力を入れており、ビジネスクラスで提供されるワインについては、ワインジャーナリストの有坂芙美子氏が厳選している。有坂芙美子氏は、ワイン情報誌「ヴィノテーク」を20年以上に渡って主催してきた一方、ワインに関する出版、ワインコンクール審査員など日本を代表するワインジャーナリストの一人として知られている。もちろんワインだけではなく、ウイスキーやカクテルをはじめ、お酒は日本酒党だという方にも厳選された日本酒と焼酎があるのできっと誰もが満足できるはずだ。

 ここで各メニューの細かい解説をしてしまい、個人的な意見を植えつけるつもりは毛頭ないので、皆さんもぜひJALのビジネスクラスに乗り、この「お好きなときにどうぞ」というシステムを利用して、思いっきり日本人シェフが腕を振るった「SEASONS:JALエグゼクティブクラス」の機内食を堪能して欲しい。

                                            文・写真/藤河 信喜


*記載した写真・記事内容は2009年3月26日現在のものです、当記事内にて予告なく変更の場合もございますので、ご自身の登場される機材のメニュー詳細につきましてはこちらからご確認ください。

*ビジネスクラス搭乗記はこちらから

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