アートロポリス ARTROPOLIS 2009
 注目を集める日本のギャラリー


 世界有数の規模を誇る美術博覧会アートロポリスが4月30日にマーチャンダイズマートで始まった。24カ国から総計300の画廊が参加する同博覧会は、現代美術を扱うアートシカゴ ART CHICAGO 、若手美術家を紹介するネクスト NEXT 、古美術品を売買するアンティークフェアー ANTIQUES FAIR 、以上3種類の会場に分かれている。


 国際的な景気後退により画廊の数は昨年に比べて半減したものの、日本からは三つの画廊が参加し、注目を集めている。昨年に続いて ART CHICAGO に出展する BASE GALLERY 、 NEXT で展示する MEGUMI OGITA GALLERY 、そして初参加となるWADA GAROU である。いずれも東京を拠点とし、才能ある若手芸術家を精力的に紹介している。


Shigeno Ichimura "relation #15"








Yasuhide Kunimoto "Untitled"

 BASE GALLERY は市村しげの、国本泰英などの平面作品を展示。工業用の塗料で描いた市村の絵画はメタリックな銀一色に規則的な円が立体的に浮き出し、迫力がある。国本の水泳選手を描いたシリーズは、単純化された形と色が不気味なユーモアを醸し出す。


Katsuaki Shigeno "My dear"

 ミステリアスな作風で目立つのは MEGUMI OGITA GALLERY が出品する重野克明の絵画。ヨーロッパの昔話に登場する貴族のような人物像を、明るく淡い色で描いている。単純な構図だが、近くで見ると表情に憂いがあり、細かい配色と筆使いに驚かされる。

 同ギャラリーを運営する荻田徳稔さんは「昨年も日本人の若いアーティストの作品が売れました。こちら(アメリカ)では名前で判断しないで、作品そのものを気に入れば買う人が多いのが嬉しいですね」と語る。


Asako Shimizu "On her skin"

 WADA GAROU が展示する清水朝子の風景写真はスケールが大きく爽快感がある。同時に女性的な繊細さと温もりを合わせ持ち、多くの人を魅了している。


ARTROPOLIS
5月1日(金)ー 4日(月)
午前11時ー午後7時(3日は午後6時、4日は午後4時まで)
1日券:$20、数日券:$25(学生とシニアは$15)
12歳以下は入場無料
http://www.artropolischicago.com


BASE GALLERY
http://www.basegallery.com


MEGUMI OGITA GALLERY
http://www.megumiogita.com


WADA GAROU
http://www.wadagarou.com


(文責:斉藤博子 Text by Hiroko Saito)

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