アートロポリス ARTROPOLIS 開幕
 5年振りに日本のギャラリーが参加


 4月24日、シカゴ待望の美術博覧会アートロポリスがマーチャンダイズマートで開幕した。28カ国242都市から総計780の画廊が参加する同博覧会は、現代美術を扱うアートシカゴ ART CHICAGO 、若手美術家を紹介するネクスト NEXT 、古美術品を売買するアンティークフェアー ANTIQUES FAIR 、地元シカゴの美術家が作品を展示即売するアーティストプロジェクト ARTIST PROJECT 、民族的な工芸品などを展示するインテューイット INTUIT 、以上5種類の会場に分かれている。

 今回、関係者の間で話題になっているのは同博覧会に5年振りに日本のギャラリーが参加したことだ。1980年代、90年代を通してシカゴで行われたART CHICAGO は、その規模の大きさと質の高さから、アメリカで最も重要な美術博覧会と言われ、日本からも毎年、有名画廊が出展していた。今世紀に入り、ニューヨークの博覧会に人気が集まるようになるとシカゴへの日本からの参加者は皆無となった。

 注目のギャラリーは ART CHICAGO に出展するBASE GALLERY と NEXT に参加する TARO NASUGALLERY だ。ともに東京を拠点とし、才能ある若手芸術家を精力的に紹介している。

 
Nobuyuki Takahashi "Untitled"    Mayumi Terada "Dresser 030401a"
 BASE GALLERY は高橋信行の絵画、寺田真由美の写真などを展示。高橋の絵は水墨画を思わせる落ち着いた作風だ。

 寺田のモノクロ写真は何気ない室内風景のようだが、実は自分で組み立てたミニチュアを撮影したもの。高い完成度に驚かされる。

 大阪にも支店を持つ TARO NASU GALLERY は、日本を代表する画廊群の一つで、国内外で高い評価を得ている。

 今回は薄久保香の個展を開催、大きな絵画が目立つ。薄久保の色彩は淡く、丁寧に描かれた海辺の光景はノスタルジックだ。しかし、よく見ると砂浜に恐竜がいたり、現実離れした景色が広がっている。引き込まれるイメージだ。

Kaoru Usukubo "On the beach"


From left: Taro Nasu and Shinya Watanabe
in front of Kaoru Usukubo's painting
 同ギャラリーを運営する那須太郎さん、ニューヨーク在住のキュレーター渡辺真也さんは初めて参加したアートロポリスに「ここまで規模が大きいとは思いませんでした。

 日本の美術関係者が、もっと興味を持ってくれるといいですね。」と語った。

ARTROPOLIS
4月25日(金)ー28日(月)
午前11時ー午後7時(27日は午後6時、28日は午後3時まで)
1日券:$20、数日券:$25(学生とシニアは$15)
12歳以下は入場無料
http://www.artropoliscicago.com

BASE GALLERY
http://www.basegallery.com

TARO NASU GALLERY
http://www.taronasugallery.com

Shinya Watanabe
http://spikyart.org/index.htm

(文責:斉藤博子 Text by Hiroko Saito)


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