『伊福部昭 十年祭メモリアルコンサート』 12月17日 エバンストン市で
 ピアニスト山田令子を中心に珠玉の作品群を披露
 
 日本を代表する作曲家のひとり、伊福部昭(いふくべ あきら、1914 - 2006)は『ゴジラ』シリーズ、『座頭市』シリーズなど200本以上の映画音楽のほか、伝統的な日本の音楽に根ざした数々のオーケストラ曲で有名である。生まれ育った北海道で子供の頃アイヌの文化に影響を受け、独学でバイオリン演奏と作曲法を習得しつつ北海道帝国大学を卒業、北海道庁での勤務を経て本格的な作曲活動に入った異色の経歴の持ち主だ。雄大で叙情的な作風は日本国外でも多くのファンを獲得している。東京藝術大学、東京音楽大学で教鞭をとった伊福部は教育者としても功績を残しており、没後その評価は高まるばかりだ。



伊福部昭 Akira Ifukube
(Photo courtesy of akiraifukube.org)


山田令子 Reiko Yamada
  2016年は伊福部の十年祭 (仏教の十三回忌) にあたり、日本で記念コンサートが数多く催されたが、米国でも Project 120 Chicago の主催でエバンストン市で開かれることになった。伊福部に師事し、その作品への情熱で知られる山田令子 (カラマズー交響楽団 Kalamazoo Symphony 首席ピアニスト) を中心に、山田茂俊 (バイオリン) 、ウィリアムズかおり (ソプラノ) 、長畠紘子 (ピアノ) が珠玉の作品群を披露する。

 山田令子は栃木県日光市に生まれ、東京音楽大学を卒業後、1990年に渡米。シカゴのルーズベルト大学で音楽修士号を取得後、シビック・オーケストラ、シカゴ交響楽団でピアニストを務め、ショルティ、バレンボイム、ブーレーズ、メータら名指揮者のもと多くの演奏会に参加してきた。東京音大在学中に伊福部の思想に強い感銘を受け、その作品を紹介すると同時に楽曲のコンセプトに忠実な演奏をコンサートで実現し、日米で絶賛された。これらのライブ演奏を収録したアルバム『伊福部昭ピアノ作品集第一集』(2008) 、『第二集』(2010) 、『第三集』(2013) も高い評価を受けている。

  今回のプログラムは『子供のためのリズム遊び Rhythmic Games for Children 』(1949) 、『ヴァイオリンとピアノのための二つの性格舞曲 Deux Caracteres pour Violin et Piano 』(1955) 、『プロメテの火 Fire of Prometheus 』 (1950) 、『ギリヤーク族の古き吟誦歌 Ancient Minstrelsies of Gilyak Tribes 』(1946) 、『SF交響ファンタジー第一番 Symphonic Fantasia No. 1 』(1983) ほか。


 『伊福部昭 ピアノ作品集 第一集』 "Akira Ifukube: Works for Piano, Volume 1"

 当日は、伊福部昭の英語公式サイト http://www.akiraifukube.org を運営するエリック・ホームニク Erik Homenick がカリフォルニア州から参加して司会を、曽根一朗 JETRO シカゴ事務所長が「 Godzilla and my boyhood memories ゴジラ少年としての回想記」と題するスピーチを行う。

12月17日(土)午後6時
会場:
Nichols Concert Hall
1490 Chicago Avenue, Evanston, IL 60201
料金:一般 $ 15 シニア・学生・子供 $ 10

チケット購入:
Brown Paper Tickets
"Akira Ifukube 10th Anniversary Memorial Concert"
http://ifukubetenthmemorial.brownpapertickets.com

山田令子コンサート情報:
Reiko Yamada - Pianist
『Akira Ifukube 10th Anniversary Memorial Concert 伊福部昭 十年祭メモリアルコンサート』
http://www.reiko-yamada-pianist.com/?p=537





        (文責:斉藤博子 Text by Hiroko Saito )


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