第19回シカゴ・アジアン・アメリカン・ジャズ・フェスティバル
 注目は青木達幸のミユミ・プロジェクト
 
 シカゴで活躍するアジア系アメリカ人に焦点をあてた音楽祭が10月25日に開幕した。今年で19回目を迎えた『シカゴ・アジアン・アメリカン・ジャズ・フェスティバル』はタツ・アオキこと青木達幸が地元シカゴで1995年に開始、非ヨーロッパ文化がマイノリティ (少数派) とされるアメリカで、自身の背景を失わずに表現活動を続けるアジア系のミュージシャンを広く紹介することが目的である。

 今回は韓国系、フィリピン系、日系ミュージシャンが参加した。各グループが伝統音楽を取り入れているが、目玉は青木をリーダーに和太鼓をフィーチャーした大胆な演奏で人気のミユミ・プロジェクトだ。

 青木達幸 (1957年、東京生まれ) はアメリカを代表する前衛ジャズベーシストのひとり。これまで100枚近くのアルバムに参加しており、1999年にプロデュースした『Anthony Brown's Asian American Orchestra』はグラミー賞にノミネートされた。異邦人がアメリカの大地に根を張り、生きていく姿を組曲にした『Rooted: Origins of Now』は2001年のシカゴ・ジャズ・フェスティバルで演奏され、同年に青木はシカゴ・トリビューン紙で『Chicagoans of the Year』に選ばれた。

 四谷の芸者置屋で育ち、幼少時から和楽器に親しんだ青木は三味線と太鼓の名手であり、シカゴの司太鼓の総監督でもある。本年5月のアジア系アメリカ人月間ではアジア系広告代理店イネリ・コミュニケーションズ Eneri Communications からシカゴの日系コミュニティの代表として表彰されたばかりだ。

Tatsu Aoki
http://tatsuaoki.com

The Chicago Asian American Jazz Festival
http://www.aajazz.org

10月25日(土)9: 30 PM 入場料 $10
"Saxophone Sanjo featuring So Ra Kim, Donna Lee Kwon and Jeff Chan"
韓国の太鼓奏者ソ・ラ・キム、声楽家ダナ・リー・クォン、サックス奏者ジェフ・チェンによるコラボレーション。
Hairpin Arts Center
2810 N. Milwaukee Avenue, Chicago, IL 60618

11月2日(日)3: 30 PM 入場無料
"The New Philippine Rondalla Ensemble"
マンドリン、ギター、ドラムなどで編成されたフィリピン伝統の小楽団がロンダラ。今回は民謡のほかオリジナル曲も披露。
Hairpin Arts Center
2810 N. Milwaukee Avenue, Chicago, IL 60618

11月3日(月)7 PM 入場無料
"The Miyumi Project"
アフリカの民族楽器に和太鼓が加わり、大胆でスリリングな演奏が期待できる。
Arts Incubator in Washington Park, the University of Chicago
301 E. Garfield Boulvard, Chicago, IL 60637

追加公演 
12月6日(土)8 PM 
"The Miyumi Project"
Hairpin Arts Center
2810 N. Milwaukee Avenue, Chicago, IL 60618
料金など詳細は下記サイトにて。
The Miyumi Project
http://www.miyumiproject.com


イネリ・コミュニケーションズの表彰式では若手ポップバンド La Boheme のメンバーが青木達幸 (右から2番目) を祝福
From left: Matt Miller (lyricist & composer, La Bohem), Irene Cualoping (Eneri Communications), Tatsu Aoki, and Kimberdlee Fadner (vocalist, La Bohem)


        (文責:斉藤博子 Text by Hiroko Saito )




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