2014年 第50回シカゴ国際映画祭 日本からは『四苦八苦』と『渇き。』


 第50回シカゴ国際映画祭が10月9日に開幕、23日まで開催される。同映画祭は1964年に創設され、国際コンペティション (審査) 部門を持つ映画祭として北アメリカで最も古い歴史を持つ。2週間にわたり上映される作品はシカゴで初公開となるものばかりで、毎年5万人以上が劇場を訪れる。

 今年は52カ国から厳選された150本を一つの劇場で上映。日本映画は『四苦八苦』(日本未公開) と『渇き。』の2本。短編映画『四苦八苦』は9編からなるオムニバス映画『Words With Gods』の1編として10月10日のみ公開、『渇き。』は10月11日と20日に公開。

◎料金
一作につき 一般 $14、シニア・学生・映画祭会員 $11
マチネ(平日午後5時前の上映)$5
夜間(毎日午後10時以降の上映)$10

チケットマスター 312 - 902 - 1500
http://www.ticketmaster.com
シカゴ国際映画祭 312 - 332 - 3456
http://www.chicagofilmfestival.com

◎会場
AMC River East 21 : 322 East Illinois Street, Chicago, IL 60610

◎上映スケジュール 
" Words With Gods " (メキシコ映画)
コンセプト提供:ギジェルモ・アリアガ Guillermo Arriaga
監督:ギジェルモ・アリアガ、中田秀夫 Hideo Nakata ほか合計9名(2014年、129分)
公式サイト:http://www.wordswithgods.com

『四苦八苦 Sufferings 』監督:中田秀夫
 『バベル Babel 』(2006) の脚本家として知られるメキシコのギジェルモ・アリアガの発案で、宗教と文化と人間の関係を多様な視点からとらえたオムニバス映画。オーストラリア、ブラジル、イラン、インド、セルビア、メキシコ、イスラエル、スペイン、日本の9カ国から9人の映画監督が参加して10分ほどの短編を提供した。
 日本代表は『リング』(1998) 、『クロユリ団地』(2013) などホラー映画を得意とする中田秀夫。今回の『四苦八苦』は2011年3月11日の震災で妻と二人の子供を失った東北の漁師が主人公で、実話に基づいている。漁師を永瀬正敏、その妻を渡辺真起子、漁師が助けを求める僧侶に高橋和也。仏教と魂の救済について問いかけた本作は日本未公開だが、ヨーロッパでは今年のカンヌ映画祭で初上映された。

10月10日(金)7: 30 PM (アリアガ氏の舞台挨拶あり)


『渇き。』The World of Kanako
監督:中島哲也 Tetsuya Nakashima (2014年、118分)
公式サイト:http://kawaki.gaga.ne.jp
 本作は『下妻物語』(2004) 、『嫌われ松子の一生』(2006) など女性が主人公の話題作を送り出してきた中島哲也が挑んだバイオレンス映画。深町秋生のベストセラー推理小説『果てしなき渇き』が原作。
 藤島 (役所広司) は元刑事、妻 (黒沢あすか) の不倫相手への暴力が原因で警察から解雇され、家庭も失った。警備会社で日々やり過ごすなか離婚した妻から高三の娘、加奈子 (小松菜奈) が失踪したと伝えられる。美しく成績も良い加奈子は高校の人気者だ。手段を選ばず娘を捜す藤島は、悪魔のような二面性を持つ我が子の本当の姿を知っていく。
 加奈子の同級生役で橋本愛、二階堂ふみ、藤島の元同僚役で妻夫木聡、オダギリジョーら日本で旬の俳優陣が出演、中島監督のスタイリッシュな映像も見どころ。日本公開時は R15 指定を受けた。

10月11日(土)11: 00 PM 
10月20日(月) 8: 45 PM 



               (文責:斉藤博子 Text by Hiroko Saito )

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