よりこさんの海外子育て事情ひとりごち



著者略歴 唐よりこ

1997年よりイリノイ州に在住。

シカゴで大学院在学中に中国人の旦那様と結婚。卒業後、シカゴ郊外にある日系企業に就職。2005年に退職後、2歳になる息子を連れて中国語学留学を経て現在に至る好き勝手な事をやってる主婦。


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              海外子育て事情ひとりごち

 皆さん、初めましてU.S.新聞に子育てコラムを書かせて頂く事になりました唐よりこです。

 私の場合、旦那様が中国人ということもあって、アメリカ・日本の2カ国間だけではなく中国も含めた三カ国間の子育てについて思った事や目に付いた事を皆さんの意見を含めて書いて行きたいと思ってます。

 この夏、中国・日本・アメリカで過ごす機会があったので第一回目のごちとして、この三カ国間で私が気付いた子育てジョーシキ・事情の違いを上げてみたいと思います。

 私が、一番違うと実感した3つの事、、、それは

1.紫外線対策

2.子供を連れてのお出かけ時のトイレ事情

3.カーシート

この3つ。

 アメリカに住むお母さん達は小児科の先生、または子供を持つお母さん達から紫外線対策はきっちり・必ずする様にとアドバイスを何度も受けます。出かける時は必ずUVローションをつける、SPFは25-30などなど。子供の日焼け止めに関する商品の品揃えも日本の美白系お母さん達もびっくりするぐらい充実。

 それに比べると、日本では“えっ、日焼け止めなんて塗ってるの?”なんて聞かれた事も一度や二度ではありませんでした。少しご年配の方からは、“夏に日焼けしないと、冬は風邪を引きやすくなるんだよ”といったアドバイスを受けたりして。もちろん日本でも紫外線対策をなさっているお母さんも多いと思いますが、アメリカと比べると日焼けに対する取り組みが違うのかなぁと思いました。

 中国はといいますと、紫外線?日焼け止め?といった感じで、私の知っている限り日焼け止めを持ってる・使っているお母さんを一度も見かけませんでした。中国の日差しはアメリカに負けないほど強い、子供達大丈夫なのか?昔と違って、オゾン層の破壊などの環境問題が取りざたされている今はやっぱり多少なりとも紫外線対策をした方が良いのでは、、と思うのは私だけでしょうか?

 小さい子供を連れて出かける時に必ず問題になるのがトイレ、、、オムツを替える場所が無いとあせった事があるお母さん方も多いかと思います。アメリカ・日本の場合は大きなデパート・レストランなどに出かけると必ずと言っていいほどオムツを替える場所があるのでそれほど大きな問題ではないのですが、中国の場合は大変。

 大都市北京で生活をしていながら、オムツを替える場所があったのは、私の知る限り空港の中のプレイルームのみ、、、では、なぜ中国にはオムツを変える場所が無いのかといいますと、知る人ぞ知る“穴あきズボン”なるものの存在があるからなのです。

 “穴あきズボン”とは何ぞやといいますと、書いて字のごとくズボンのジッパーあたりからおしりの割れ目まで穴が開いているのです。(写真が見たい方はhttp://chinasports.seesaa.net//media/beijinbabypants.jpg) 中国の1歳から3歳ぐらいの子供達はこれを着用しているのでトイレに行きたいときは道の片隅で済ましてしまうのです。ちなみに冬でも子供達は“穴あきパンツ”を履いて元気に走り回ってます。これがある限り中国ではオムツ替えの場所ができる日は遠いのかも、、

 そして、最後にカーシート。日本でもチャイルドシートの着用が法制化されたそうですが、シートの使用率はなんと49.1%。保護者のだっこが12.4%、そのまま座席、もしくはチャイルドシートをつけていても、そのうえに座らせているだけ(ハーネスベルトをしていない)が31.7%と言うのが現実。

 しかし、アメリカではカーシートが車についていないと出産後も病院から出してもらえないほどの徹底振り。ここイリノイに関しては8歳の誕生日を迎えるまではチャイルドシートを着用しなければいけないと2004年に改正されたばかり。

 余談になりますが、後何回カーシートを買い換えなければならないのかと頭を悩まされている方も数多いはず。でも車での移動がほとんどのここアメリカではやっぱり必要なのかも。

 日本・アメリカに劣らず車社会が進みつつある中国ではありますが、カーシートなるものはほとんど見かけません。店でも見かけた記憶が無いぐらい。中国ではいつ事故にあってもおかしくないぐらい交通マナー悪い国、これから法制化などされてポピュラーになっていくのでしょうか?

 以上いろいろごちってみましたが、所変われば子育てに限らず事情や道理も様々ですよね。それぞれの国のいいところを参考に子育てやっていきたいなぁ、としみじみ思った夏でした。


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