さくらさんの国際結婚つれづれ日記



著者略歴 さくら

 長崎県出身。趣味は、旅行・エクササイズ・料理・ドライブ・(もちろん)ショッピング。 生まれて初めて自分から勉強がしたいと思い立ち、今は学生生活を楽しんでいます。

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                学生生活と時間の使い方

 大学に行くことになりました。というか、実は7月の夏期講習から始まって、もうすでに秋の学期に入っています。あまりの忙しさに、こんなに勉強したのは高校受験以来なので、このコラムを書く余裕さえなく周りの人に(と言ってもマックスだけ…)当り散らしながらどうにかがんばっています。どうして今更学生になろうと決めたのか、そのきっかけを少しお話しますね。

 アメリカに来る前から大学に行きたいという希望は持っていました。でも、それは現実的に行こうと言うよりは、もっと夢みたいな感覚だったので、こちらに来てすぐは勉強というよりまず就職活動を始めるつもりでした。


 それが、現地の友達ができて色々とアメリカ事情を聞いているうちに、自分のこの英語力と学歴だと自分がしたい仕事より、できる仕事、それもかなり選択肢が狭い、しかできなくなることに気付きショックを受けました。

周りをみても、高校卒業した若い子達はもちろん、私ぐらいの年齢でも、さらには私の両親ぐらいの年齢の人達でも平気で(?)大学に通っているのです。

アメリカは学歴社会です。日本よりももっと学歴を重視していると言っても、たぶん過言ではないと思います。その代わり、もっといい仕事をするために知識を身に付けたいと思うとそれが受け入れられるので、たくさんの人達がキャリアアップのためにこうして勉強しているのです。私は学校のみですが、中には普通に仕事をしながら学校に通う人達も少なくありません。単位を取るために必ず通学しなければいけないわけではなく、Hybrid(インターネットを通しての授業を受けながら週に数回学校に通うシステム)、Internet(インターネット上のみでの授業)そして夜間の授業が充実していることもあり仕事をしながらでも大学卒業ができるのです。

日本の様に、30歳を過ぎたから面接も受けられないなんてことはありません。すべて実力です。がんばればがんばるだけ受け入れてくれます。日本も経済回復に力を入れるのであれば、こういったシステムを取るともちろん経済も潤うし、会社もいい人材を受け入れられるし、第一に国民が希望を持てるのになぁ…なんてちょっと考えたりもしますが…。

学生って楽なようで(もちろんかなり楽している人達もたくさんいるのでしょうが…)かなり大変!授業時間だけが勉強時間ではもちろんありません。私の場合は得に言葉の壁があるので、時間があればいつも教科書を広げている状態です。

中学生や高校生の頃、あんなにいやだった数学が今では一番好きな教科になりました。数学は、ほとんどの問題に答えは1つしかないので、宿題でも復習でもやっていればいつかは終わるのです。でも他の教科だと、いくら教科書を読んでもぜんぜん理解できなかったり、論文を書きたくてもまったくアイデアが浮かんでこなかったりすることが多々あります。

でも、読み書きはやればやるほど慣れるものなので、ちょっと前までわからなかったことがわかったり、スムーズに文章が書けたりすると、自分の英語力が伸びているんだと本当に嬉しくなります。学校ではだいたいが読み書き中心ですが、勉強することで、今までかなり長い間“オフ”になっていた脳みそのどこかのスイッチが“オン”になったのか、マックスと普段話す英語さえも上達したように感じます。というか、使う単語が豊富になりました。勉強って“慣れ”なんだと思います。私、本当に今まで勉強が大っ嫌いだったのに、今ではいやと思う余裕がないので、それに慣れると辞書を引くことさえもあまり苦にはならなくなりました。

アメリカの大学は、教科書代が本当に高いのです。毎学期泣きたくなります。1科目、平均で100〜200ドルかかるので、4教科も取ると運が悪ければ(?)800ドル近くもの出費! 学期末には、学校側が半額ぐらいで買い戻してくれますが、新しい教科書にするだの先生が変わるなどの(同じ教科でも先生によって使う教科書が変わります)理由で、売ることができないこともあって、そういうときには一生使わない重い教科書を何冊も溜め込むことになるのです…

私がこうして学生をできるのも、マックスがそれを理解してくれるおかげです。授業料の支払いはもちろん、家事についやする時間の制限などのおかげで私達の生活は変化したので、マックスの協力なしでは学校と家事の両立はかなり難しいです。それでもあまり負担をかけたくないのでほとんどの家事は私がするようにしていますが、食事の後のお皿洗いはマックスの担当になりました。

前にも説明したように大学には様々な人達が通っています。ほとんどは10代から20代の生徒ですが、それ以上の年齢の生徒も少なくありません。中には私のおじいちゃんぐらいの歳の生徒もいたりします。日本でよく、「歳を取ったら物覚えが悪くなるから、もう勉強なんてね…」ということを耳にします。確かに10代の頃に比べると勉強能力は落ちるのかもしれませんが、目的をもって学校に行きたいという気力があれば、勉強は十分出来るものだと思います。

私は生まれて初めて自分から学校に行きたいと思い、そして学校に行く価値を知って今回大学に入学しました。意味もなく、義務教育だから、親が勧めるからだけの理由で勉強するのと、自分の意思で勉強するのとではやる気にかなりの差が出ます。私の母が言っていた事ですが、勉強には終わりがないと思います。

何歳になっても向上心のある人達はいきいきしています。学校に入学する前は自分が他の生徒についていけるか、ということだけでなく自分が勉強を続けていけるかどうかの自信さえありませんでした。でも無事に1学期を終えて、自分にもやれるんだと思えたときは本当に嬉しかったです。卒業まではまだまだ先が長いですが、自分を信じて頑張って行くつもりです。

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