さくらさんの国際結婚つれづれ日記



著者略歴 さくら

 長崎県出身。趣味は、旅行・エクササイズ・料理・ドライブ・(もちろん)ショッピング。 生まれて初めて自分から勉強がしたいと思い立ち、今は学生生活を楽しんでいます。

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里帰り

 早速ですが、里帰りしてまいりました。

 今このコラムを書きながら、1週間前までいた日本のことを思い出しています。

 去年の9月にシカゴへ来て、その時は新しい生活に慣れることに一生懸命だったのか、家にひとりいて暇は感じてもあまり寂しさはありませんでした。 電話や手紙を通して、頻繁に両親と連絡の取り合いもしていたし、友達ともメールのやり取りをしながら、なんか近くにいるみたいだねと言っていたくらい。

 でも、帰ってみてからこんなに遠かったんだということを実感。

 7ヶ月ぶりにみた、私の生まれ育った場所は短期間に大きく変わったような、またぜんぜん変わっていないような、不思議な感じがしました。

 この年になったから(とはあまり言いたくないのですが…)なのか、帰るところがあるのは本当にありがたいことだとつくづく思わされました。 見慣れたはずの両親の顔、祖母の顔、叔父や叔母の顔、いとこ達の顔、そして友達の顔。7ヶ月だけで大層なことですが、みんなの顔が私をとても懐かしく、温かくさせてくれ、また、帰ってきたんだという実感を湧かせてくれました。

 空港に降り立ったときにも、普段から飛行機の中ではほとんど眠ることのできない私は24時間以上起きている状態の上、あの動けないつらさもありかなり疲れていたのですが、迎えに来ていてくれた父の顔をみると安心して、熟睡する予定だった帰りの車の中でもずっとシカゴの生活の様子や日本の様子など家に着くまで話し込んでいました。

 日本に帰ってからの私の一日はとても忙しいものでした。 というのも1週間後にマックスが来る予定になっていたので、それまでに友達に会っておこうという計画。

 ぎりぎりに約束したにも関わらず、みんな快く時間を空けてわざわざ会ってくれたのにはほんとうに感謝! 以前働いていた会社にも顔を出した時にも、みんな温かく迎えてくれて本当に嬉しかった。

 私の一番仲の良い友達がご主人の仕事の都合で引っ越していたのですが、どうしても会いたかったのでその子のおうちへも行き、思い出に残る3日間を過ごしました。 母の友達も、私が帰ってくることを伝えたらわざわざ会いにみえたり…

 なんか、私って本当に周りの人達に恵まれています。

 マックスと私が特に楽しみにしていたのはなんと言っても日本での食事!

 マックスは日本帰国が近づくにつれ、呪文のように居酒屋・天婦羅・寿司…と呟く程で、挙句の果てには夢にまで出てくる始末…。

 両親も、私達に出来る限り食べさせてあげようということで、今日はここ明日はあそこなどと綿密に計画を練っていました。

 ある程度の日本食はシカゴでも作ることが出来るので、そこまで食べたくなる必要もないのでしょうけどやはり一番食べたかったのは、もちろんマックスにとっても、母の料理です。 母は、私達が「おいしい」と言うのがとても嬉しいらしくテーブルにのりきれないくらいの品数の食事を並べて(本当にのらないので、空いたお皿からどんどん流し台に持っていかないといけないくらい)ニコニコと私達が食べている姿をみて満足げな様子。

 そういう時思い出すのですが、日本にいるときによく母が私達のために食事を作って持ってきてくれていました。 私が仕事から帰るとドアのところにカレーだの煮物などが置いてあるのです。 お陰でマックスは、いくら私が作ったとしても“お母さんのカレー”と言います。

 私の実家の近くには母方の親戚が住んでおり、丁度私達が日本に帰った頃にいとこ家族が帰ってきていました。 それでそのいとこ家族と他のいとこ家族と私達家族で近くの海水浴場にBBQをしに行きました。 その日は本当にお天気が良く、海がきらきら光って見えていたのが印象的でした。 

 そういう気持ちのいい日に外で食べる食事はまた格別。 お肉も魚介類もお野菜も、あっという間になくなってしまいました。 マックスは、アメリカとはまた違う日本式のBBQを日本のビールと一緒に楽しんでいたようです。 彼は、日本のビールには日本の食事がよく合って、アメリカのビールにはアメリカの食事が合うんだとみんなに語っていました。

 食事の後はマックスが持ってきたフリスビーで遊んだり、浜辺を散歩したりとゆっくりした時間をみんなが満喫していたようです。

 不思議なもので、7ヶ月前に日本を発ったときより今回シカゴに帰ってきてからの方がホームシックになってしまって、実家にいた時の騒がしさがとても懐かしくなってしまいます。

 もともと心配事などがあると、他のことがあまり手に付かなくなってしまう性格のせいもあるのか、なんとなくやる気がないというかなんというか…

 とは言っても、シカゴに戻ってきてほっとする暇もなく語学学校の最後のクラスに出席したり、友達に会ったり、荷物の片付け、家の掃除と帰って次の日からバタバタしているとやる気も何も関係なく体が勝手に動くのですが。

 楽しい時間というものはあっという間に過ぎるもの。でも、だから楽しむことに一生懸命になれるのかもしれませんね。来年の里帰りが楽しみだな。




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