元子さんのインディアン・ジャーニー



著者略歴 元子さん

2001年よりシカゴ西部の郊外在住。

 学生時代より持ち続けた南米のインディオ文化への興味が、アメリカ移住とともに北米インディアンへ移行中。

 米系企業でマネジャーとして働きつつ、休暇とくれば居住地巡りにアートマーケットでインディアングッズ物色、が目下の楽しみ。将来は居留地の近くに住み、リトリートを経営するのが夢。
 
 アメリカン・インディアン文化を、アメリカで普通に生活する日本人として紹介したいと思います。


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                  カウボーイとインディアン その2


 約2週間のアメリカ西部への旅も終わりに近づいて、あぁ、明日はまた平凡なイリノイ州に戻る、という日の午後。

 1995年に起きたテロ爆破の余韻が残っているんだろうか…? というだけの興味で訪れたオクラホマ・シティ。 ミズーリ州に入る前の休憩も兼ねて立ち寄ったのがその博物館でした。 オクラホマのガイドブックなんか持って来てないし、ましてや観光案内所で聞いたわけでもない。 ただ単に、Rand McNallyのRoad Atlas(道路地図帳)で高速道路を辿(たど)っていて、たまたま地図に載っているのを見つけたのがココなのです。

 さて、そうやって立ち寄った博物館で、結局4時間近くそこで過ごす事になるなんて、当初は思ってもいませんでした。

 現地に到着すると、入り口には肩から銃を提げた護衛!「え?ガードマンじゃなくて、アーミーの兵隊さん?」 のっけから驚きましたが、ま、National(国立)というぐらいだし、アメリカなら当然なのかな….?と思いつつ一歩足を踏み入れた瞬間にド肝を抜かれました。

  

 この“End of the Trail“はJames E. Fraser(ジェームス・E・フレイザー)によって、1915年にサンフランシスコで開かれた国際展示会のために作製された18フィート(約5.5メートル)の石膏の像。 その後放置されていたのを博物館が1968年に引き取って修復したそうです。

 この像は、アメリカの西部開拓史時代を物語るアイコン的な存在、と言われてますが、同時に、アメリカン・インディアンの人々の中には、この彫像こそ、彼らの数百年前の敗北と征服の歴史を象徴するもの、として考える人もいるようです。

 最初は、名前からして、どうせこんな片田舎の博物館には、ジョン・ウェインの映画のポスターとか、西部開拓史時代のミニチュア模型の家や馬小屋、せいぜい「大草原の小さな家」に出てきたような、食料品店や学校が展示してある程度だろうな〜、と高(たか)をくくっていた私達。 いえいえ、国立博物館を侮ることなかれ。素晴らしい展示作品がいっぱいなのです。

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