元子さんのインディアン・ジャーニー



著者略歴 元子さん

2001年よりシカゴ西部の郊外在住。

 学生時代より持ち続けた南米のインディオ文化への興味が、アメリカ移住とともに北米インディアンへ移行中。

 米系企業でマネジャーとして働きつつ、休暇とくれば居住地巡りにアートマーケットでインディアングッズ物色、が目下の楽しみ。将来は居留地の近くに住み、リトリートを経営するのが夢。
 
 アメリカン・インディアン文化を、アメリカで普通に生活する日本人として紹介したいと思います。


バックナンバー

                  カウボーイとインディアン その1

 皆さんが思い浮かべるインディアンって何族ですか?

 私が生まれて初めてアメリカン・インディアンを見たのは、おそらく、小さい頃にTVで観た西部劇。馬にまたがり銃をぶっ放すカウボーイ達に向かって、同じように馬にまたがり「矢」を放つ…。子供の私でも「それじゃぁ、勝てないよ。」と思ったのを覚えてます。(時にはライフル銃を手にした“近代”インディアンも見かけはしましたが。)

 そんな西部劇に出てきたインディアンの部族の名前は「アパッチ族」や「スー族」または「シャイアン族」がメジャーなところでしょうか?何だか白人に歯向かう悪者みたいに扱われていましたね。でも、必ずしも彼らは悪者じゃない。それはインディアンの文化と歴史を知れば知るほど、後世になって白人が作り上げたイメージの世界だということがわかります。

 最近でこそインディアン学が進み、また、最近の精神世界ブームも加わって、その他の部族についても広く知られるようになりました。特に、ナバホ族や予言で有名なホピ族が代表的なサウス・ウェストの部族は、いわば、日本人にとっても「人気部族」ですね。また、「スー族」については、ケビン・コスナー主演の1990年の映画 ”Dance with Wolves”によって、彼らの文化が広く世間に知れ渡る事になったのは有名な話。

 この辺のお話はもう少し後でするとして、今回から3回にわたり、西部開拓史の中でのインディアン達そしてカウボーイ文化について書いてみたいと思います。

 さて、当初はTVで観た西部劇から得た通りの印象をインディアンに持っていた私。オクラホマ・シティーにあるNational Cowboy & Western Heritage Museum(意訳して、国立カウボーイ・西部開拓史博物館とでも言っておきましょう)が私をインディアンの虜にするきっかけになったのです。(ちなみに、オクラホマ州には多くのチェロキー族が住んでいます。)

 それは数年前にスキー目的でアメリカ西部を訪れた時のこと。アメリカについてあまりにも勉強不足だった私は、そこに今まで見たこともない大自然やアメリカの歴史の足跡があるなんて思ってもいませんでした。最終目的地だったユタ州やアリゾナ州はもちろん、道中に通ったアイオワ州、ワイオミング州、ネブラスカ州でインディアンゆかりの土地を通り、帰路に通ったニュー・メキシコ州、オクラホマ州、ミズーリ州でも彼らの足跡に触れました。今から思えば、それがCultural Initiation(文化の手ほどき)だったかな、と思うのです。

 さて、これから2回に分けて、私にとって「インディアン文化および西部開拓史の入門編」となったこの博物館と、そこで出会った芸術家についてお話をします。


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