MASAさんの健康と医療関連トピック



著者略歴 
MASAこと、Dr.松下順彦DC,LCP


1962年、大阪生まれ、44歳。 職業は、カイロプラクティック医師。 明治東洋医学院卒: 鍼灸師免許、柔道整復師免許を所持。 大阪府枚方市で松下鍼灸整骨院を開業、10年以上の臨床経験 を持つ。

 パーマー大学卒: ドクター・オブ・カイロプラクティック学位 (DC)、カイロプラクティック哲学称号(LCP)を取得。
イリノイ州免許( Licensed Chiropractic Physician )を所持。

 2005年3月から、シカゴ郊外アーリントンハイツのACE CHIROPRACTIC CLINIC の院長。 脊柱解剖学II解剖実習参考書を著作、代替医療専門誌「医道の 日本」「マニピュレーション」「カイロタイムズ」に論文寄稿 。「カイロプラクティックのこころ」翻訳協力。「ジャングル 」「シカゴ新報」など日系紙に健康コラム執筆。 国際日本人DC倶楽部(IJDC)の会長として、正しいカイロプラ クティックの普及・啓蒙活動に精力を傾注している。

                6回 自然とバランスの重要性を知る


 筆者は、出来うる限り有機栽培されたと米国農務省機関から認定されたUSDA ORGANICという表示の付いた食材を購入し、新鮮なうちに調理して食べるように努めています。 勿論、たまには外食もしますし、インスタント食品を食べることもありますが、努めて「自然」な食材を用いた食事に心掛けているということです。

  クリニックでも、これまでにも度々食事の重要性を訴えて来ましたが、それは私達の身体を構成する約60〜100兆個の細胞の全てが、食べたモノから得た栄養を材料として作られ、補修され、置き換えられているからです。 そして生命活動の為のエネルギー源でもあるからです。

 私達人間の体は地球上で最も進化しているとされていますが、生きて行く為には栄養を摂取しなければなりません。 その栄養が粗悪な食材からのものであったり、栄養が偏っていては健康を維持することが困難になるのです。

  哺乳類の場合、その口、特に歯を見れば何を食べる動物かが判ります。 ライオンや虎などの歯は全て牙であり、肉を切り裂き噛み切るのに適していて肉食獣である事が分かります。 そして肉だけを食べても必要な栄養が摂れる体である事も分かります。 では、人間はどうでしょうか?

  人間の成人の歯は、下顎で見ると前歯6本(中切歯2本、側切歯2本、犬歯2本)、小臼歯4本、大臼歯6本(智歯・親知らず含む)の16本ですから上下で32本です。 中切歯と側切歯の8本は、主に野菜の葉などを切る歯です。 犬歯4本は、肉を噛み切る歯です。 そして小臼歯と大臼歯20本は、果実類、穀類、豆類、芋類や根菜類などを磨り潰す歯です。

  従って、人間は野菜を8、果実類、穀類、豆類、芋類や根菜類などを20、そして牛、豚、鶏、魚などの肉類を4という比率で食べる動物であると分かります。 その比率が望ましいという事です。 肉を1食べたら、野菜を2、穀類、豆類、果実などを5食べるのが理想であると言えます。

  もっと単純に言えば、肉1に対して、野菜全般や果物などを7食べると良いと言うことです。 毎日の食事の献立では、この1:7を心掛けて下さい。 但し、品数ではなく、重量による分量とお考え下さい。

  菜食主義の方は、肉類を全く食べないとビタミンB12不足で貧血を起こすなど不健康の原因ともなるので注意が必要です。 それは自然の摂理に反する食生活となるからです。 肉食に偏っている方は、高血圧、肥満、糖尿病、心臓循環器系疾患など、いわゆる生活習慣病の原因となることがよく知られていますので、ご注意下さい。

  肉など好きな物だけ食べて、野菜の代わりにサプリメントでビタミン類の補給・・・などは全くお勧め出来ません。 自然(有機栽培)の食品に勝るものはありません。 そして食事は偏らず、バランスと腹八分目が重要です。

  また、栄養ではありませんが、人体の約60%を占める「水分」の摂取も健康を維持する上でとても重要です。 蒸留水のような純粋な水だけでは駄目で、適度にミネラルを含んだ自然な水が良いでしょう。 一般的な体格の成人で1日に約1.5リットルの水分補給が望ましいと言われていますので、ろ過した水道水、ペットボトルの水など数種類の水を上手く飲み分けて摂取することをお勧めします。

  水道水には消毒の為に多量の塩素などが含まれていますから、ろ過器を用いる事をお勧めします。 ろ過器とは浄水器であり、水道水の残留塩素除去機能を有するものであり、日本では浄水器は家庭用品品質表示法の指定品目で、JIS規格により性能試験方法が標準化されています。 米国でも塩素除去率〇〇%などと性能が表示されています。

  筆者は、飲料用と調理用に使用する水の為、キッチンの水道の蛇口に一つ、そして皮膚からの塩素の吸収を防ぐ為に風呂場のシャワーに一つ、それぞれフィルター(ろ過器)を取り付けています。

  これに対し、成水器、整水器、活水器等いわゆる「活水器」については公に定められた規格基準が無く、その性能についての試験方法等は一般的に確立されたものは無いのが現状のようです。この「活水器」に関しては、東京都が「科学的根拠をうたった広告にご注意!「活水器」は水道水を変えるのか?」として平成17年2月15日に発表した資料がありますので参考にされては如何でしょうか。
( http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2005/02/20f2f100.htm )

  ペットボトルの水も良いものが色々あるようですが、同じ品種の水を飲み続ける事は避け、様々なものを飲み換える方が、万一不純物などの混入が後で判明した場合などに被害を受けるリスクを軽減できます。

  自分の健康を守るのは自分の責任です。 様々な情報の根拠を確かめながら合理的に判断し、信頼できる情報のみを上手く利用して下さい。 筆者はろ過器・活水器や水質などの専門家ではありませんから、特定の商品の優劣を判定する事は出来ません。 特定の商品を推薦するなども致しませんから、そういったお問い合わせにはお答え出来ませんのでご了承下さい。

☆ トピック: サプリメント(栄養補助食品)の過信と依存に注意

  サプリメントとは、栄養補助食品のことであり、その名のとおり「ある種の栄養を補給する目的で作られた食品」です。 たとえ外観や形状が薬のようであっても、サプリメントは特定の治療効果が認められた医薬品(くすり)とは違います。

  米国で1994年に栄養補助食品健康教育法(DSHEA)が成立し、栄養補助食品の定義などが定められ、それ以降ビタミン剤などのサプリメント市場が急速に成長したとされています。 今日では、各種ビタミン剤のほかコエンザイムQ10、キチンキトサンなど様々な栄養補助食品が広告され市場に出回っています。

  栄養補助食品が普及した背景には、現代人の食生活の変化があります。 慌しい毎日の中で、食事やその準備に掛ける時間を惜しむ人が増え、インスタント食品や加工食品を多用する、また好き嫌いなどがあり偏った食事をする、ダイエットなどのため食事の量を制限しているなどです。 また、化学肥料の使用や農業の商業化などの原因で、野菜・果実などが含有する栄養素が減少していること、高ストレス化した社会などを栄養補助食品が必要だとする根拠とされています。

  しかし、栄養補助食品はあくまでも不足しがちな栄養素、特にビタミン、ミネラル、食物繊維などの摂取の補助であり、マルチ・ビタミンのサプリメントを摂っているからといって食事は好きなものを適当に食べればよいというものではありません。 一日3回の食事を大切にし、出来るだけ旬の自然な食材を手早く調理して、自然の味を愉しみながら良く噛んで食べることが大切です。 噛むことは脳に刺激を与え、頭の機能を高めるだけでなく、内蔵の働きも促進するので、軟らかい加工食品を食べてサプリメントを飲むというような余り噛まないでよい食生活はお勧めできません。 

  医薬品と比較して研究が余り進んでいない栄養補助食品の安全性や効果には疑問視する声も専門家の中にはあります。 特定のビタミンを過剰摂取すると健康を害するという新しい研究結果が発表されることもしばしばありますから、特定の成分を高濃度にしたサプリメントには注意が必要でしょう。 サプリメントはあまり過信せず、あくまでも補助的に有用な栄養素を補給するために、上手に利用しましょう。

☆ カイロプラクティック・ミニ講座: どんな病気や症状にカイロは効くの?

  米国政府機関による「成人の非特異性急性腰痛の治療ガイドライン」で、アスピリンの服用、又は、脊椎矯正が効果的、安全、かつ安価であるとして推薦されるなど、カイロプラクティックは「筋骨格系の疾患」に効果的であることが認められています。 しかし、カイロプラクティックはそんな程度のモノではありません。

  カイロプラクティック発見のキッカケとなった最初の患者は17年間の「難聴」で、二番目の患者は「心臓病」でした。 そう、カイロプラクティックは「痛みの為の治療」だけではないのです。

  人間の体は「神経系」によって制御されていますから、サブラクセーションと呼ばれる脊椎不整列が原因となって神経に圧迫や緊張が加わると、神経の機能不全で痛みやしびれだけでなく様々な病気や症状が起こります。 この原因を取り除くのがカイロプラクティックです。

  カイロプラクティックは「健康の回復・維持・増進に効く」のです。 従って、頭痛、首痛、腰痛などの痛み、手足のしびれの他、めまい、耳鳴り、生理痛や生理不順、下痢し易い、風邪をひき易い、虚弱体質、など様々な症状に効果が期待できます。

  カイロプラクティックの不適応や禁忌症は、癌などの腫瘍性疾患、骨折、出血性疾患、伝染性疾患などです。 先ずは、カイロプラクティック医師(DC)にご相談される事をお勧めします。

                             
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