MASAさんの健康と医療関連トピック



著者略歴 
MASAこと、Dr.松下順彦DC,LCP


1962年、大阪生まれ、44歳。 職業は、カイロプラクティック医師。 明治東洋医学院卒: 鍼灸師免許、柔道整復師免許を所持。 大阪府枚方市で松下鍼灸整骨院を開業、10年以上の臨床経験 を持つ。

 パーマー大学卒: ドクター・オブ・カイロプラクティック学位 (DC)、カイロプラクティック哲学称号(LCP)を取得。
イリノイ州免許( Licensed Chiropractic Physician )を所持。

 2005年3月から、シカゴ郊外アーリントンハイツのACE CHIROPRACTIC CLINIC の院長。 脊柱解剖学II解剖実習参考書を著作、代替医療専門誌「医道の 日本」「マニピュレーション」「カイロタイムズ」に論文寄稿 。「カイロプラクティックのこころ」翻訳協力。「ジャングル 」「シカゴ新報」など日系紙に健康コラム執筆。 国際日本人DC倶楽部(IJDC)の会長として、正しいカイロプラ クティックの普及・啓蒙活動に精力を傾注している。

                  第12回 大便を観察して健康管理

 
 昔からお母さんは、赤ちゃんの便を見て体調を知る手がかりにしてきました。便の色や、硬いか軟らかいかなどの状態を見ることで、大人でも自分の身体の状態を知ることが出来ます。

 一般的に、食物を食べてから便になって排泄されるまで、約24時間から72時間とされていますから、便を見ることで大体3日間の体調や食生活をチェックできることになります。

 チェックするのは1:便の色と、2:便の状態(硬・軟・水様・タール状)などです。 便の色は胆汁から出るビリルビンが腸内の大腸菌によって還元されてステルコビリンになった、その色と食物カスの色です。 腸内がアルカリ性のときは褐色、中性のときは黄褐色、酸性のときは橦黄色になります。

以下に、便の色と、状態から予想される問題を紹介します。

1.黄褐色・茶色の便
正常:便の状態はバナナ状で理想的
異常:水様状の便は、お腹を冷やしたか、消化不良などが原因

2.灰白色の便
正常:牛乳やホワイトチーズ、脂肪を取りすぎた時、胃の検査の為のバリウムを飲んだ時、胃薬や下痢止めを飲んだ時など
異常:上記に該当しない場合は、黄疸・ 総疸管閉塞・ 消化吸収障害など

3.緑色の便
正常:緑黄色野菜を食べ過ぎた時、緑色の胃腸薬を飲み過ぎた時、赤ちゃんの便など
異常:上記に該当しない場合は、食中毒で急性腸炎を起こしている時、溶血性黄疸など

4.赤色の便
正常:人参などの赤い食品を食べ過ぎた時
異常:水様状の便は、食中毒、潰瘍性大腸炎、赤痢。 軟便・普通便では大腸癌。 硬便では痔や直腸癌など

5.黒色の便:
正常:下痢止め薬、鉄剤、抗生物質を飲んだ時、肉類を食べ過ぎた時、バナナ、柿などを食べ過ぎた時など
異常:水様便、タール状、生臭いがする時は、食道、十二指腸、小腸などから出血がある場合や、胃癌など

6.その他のチェックポイント:
量:平均的な便は約200〜400gと、大きいバナナ1〜2本位で、一般に一日に一度、便通があります。
匂い:主な匂いのもとは、タンパク質トリプトファンを分解したインドール、スカトールという物質です。 肉食の便ほど匂いが強くなります。 又、匂いの強いニンニク、ネギなどを多く食べると、その匂いが混じります。
硬さ:半練り状。 水分が75%、食べ物の残りカスである脂肪4%、無機物3.5%、繊維類2%、全窒素1〜2%、そしてビフィズス菌、大腸菌などの腸内細菌、微生物が10%くらいの成分比率が理想とされています。

 毎日の観察によって、身体の状態を把握し、異常を早期に発見出来ることも期待できます。 また、便の状態によって、食生活を調整する指針とすることの参考にもなります。 

 1回位の異常な色や状態でショックを受け動揺する必要はありませんが、異常とされる色や状態の便が続くようなら、医師の診察を受けることをお勧めします。 

カイロプラクティック・ミニ講座: 子供の背骨と健康 

子供は、視力、聴力、歯など医学的・歯科的な検査を定期的に受けています。 そして、異常があれば、病気として薬が処方されます。   

しかし、脊柱の検査は受けていないのが現状です。 

それでいいのでしょうか? それが最善の治療なのでしょうか? 

 脊柱には脊髄という中枢神経があり、またその分節から末梢神経が出てくる重要な部分でもあり、その不整列が神経機能の妨害を起こして様々な症状や病気の原因となる事から、脊柱の検査こそが子供にとって最も重要なのです。 

 医学誌のChestに2006年に掲載された論文では、「乳児への抗菌薬投与で喘息リスク倍増」と報告しています。 近年、乳幼児に対する抗菌薬の使用が増えており、並行して、小児喘息患者も増えています。 カナダBritish Columbia大学のFawziah Marra氏らは、生後1年間の抗菌薬曝露と、その後18歳までの小児喘息発症との関係を調べるメタ分析を行い、得られた結果は、「抗菌薬の投与を受けなかった小児に比べ、1コース以上の治療歴がある小児の喘息リスクは2倍になることがわかった」ということです。(Chest, March 2006) 

 また、医師の処方なしに購入できる市販の風邪薬についても、以前は2歳以下の子供への投与を避けるように勧告が出ていましたが、今年2008年には、アメリカ食品医薬品局(FDA)の諮問機関が、有効性と安全性の科学的根拠がないとして、「6歳以下の子供に、市販の子供用風邪薬を投与すべきでない」という勧告を出しています。 

 そう、成長期の子供に薬を与えることの有効性や安全性が科学的に証明されていないことが判明し、また多くの副作用や有害事象が報告されており、安易に薬に頼る事が如何にリスクがあるかが分かってきたのです。 

 子供の中耳炎では、抗生物質の処方を求める親が未だに後を絶ちませんが、英国医学ジャーナルには「子供の中耳炎に抗生物質は殆ど有効性が無い」という結果の論文が複数の研究者から何度も報告されています。(BMJ, 1990; 300. BMJ, 2001; 322. BMJ,2002; 325) 

 従って、医師が「安静にして様子をみて下さい」と言った場合に、親が「薬を出して下さい」と要求するのは、理に適っていないのです。 それよりも、カイロプラクティックの方が、薬による治療より子供の中耳炎に有効であると報告している論文がありますから、カイロプラクティックに子供を受診させた方が合理的な親の行動といえます。(JCCP, 1997; 2, 2) 

1989年に発表された研究では、小児科医(MD)の診ている200人の子供と、カイロプラクティック医師(DC)の診ている200人の子供を比較した結果、カイロプラクティックを受けている子供の方が、耳の感染症、アレルギー、扁桃炎などの罹患率が低く、健康状態が優れている事が判明しています。(JCR, Summer 1989) 

また、1974年と1975年にテキサス州で行われた研究でも、カイロプラクティックによって子供の喘息、神経症、無気力症、集中力散漫、暴れる等の情緒や行動、神経上の問題が改善し、成績やIQにも良い成果が得られたことが報告されています。(IRC, 29, Sept. 1975. JMPT, Oct. 1989) 

 重篤な骨折などの外傷、出血性疾患、腫瘍や悪性新生物(癌)、そして救命救急処置などは西洋医学の優位性があります。 しかし、それら以外のケースでは、安全で侵害性の少ない自然な医療が有効なことが少なくありません。 

 子供の、頭痛、腰痛、首痛、疝痛、喉痛、肩腕手の痛み、脚足の痛み、胃痛、便秘や下痢、喘息、耳の感染症(中耳炎等)、難聴など耳の障害、目の障害、鼻の障害、疲れ易い・ひ弱、神経過敏、寝小便、アレルギー体質、咳、気管支炎、風邪を引き易い、集中力散漫、体の使い方が不器用、良く転ぶ、姿勢が悪い、側弯症などには、カイロプラクティックの検査を受けることが良いでしょう。 

健康とは、「薬」から来るものでしょうか? 

健康とは、「手術」から来るものでしょうか? 

いいえ、健康は、元々「内」に備わっているものです。 

 元々備わっている健康を失う原因となった「神経系の機能の妨害」を引き起こす「脊柱の不整列」を取り除けば、健康は自然と回復するのです。 脊柱と神経系の機能を正常に維持することが、真の健康には必要不可欠なのは、子供も大人も同じなのです。

カイロプラクティックについてご質問があれば、遠慮なくお問い合わせ下さい。
ACE CHIROPRACTIC CLINIC
505 E. Golf Road Unit G, Arlington Heights, IL 60005
Tel: 847-290-9226



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