ひよっこトレジャーハンターGo!Go! 



著者略歴 Go

横浜出身。

あくまでも趣味で進んできたトレジャーハントの道。探していたものに出会える悦びを求め、今日も”トレジャーアンテナ”をたてています。

2006年からシカゴ在住。

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第8回 「Grayslake Antique Market〜アンティークハンター:前編」

 「うちの近くで、毎月アンティークマーケットやってますよ?」という軽い言葉に誘われ、あまりの軽いお誘いに大きく期待をする間もなく、バーべーキューがてら
「Grayslake Antique Market」に赴いた。が、これは侮れなかった。

謳い文句は次のとおり。
2nd Week Monthly!!
1,000's of Antiques & Collectibles!!!  
Dealers inside & outside!! Excellent Lighting Treasures Galore!!  This one is BIG!!  Pottery - Furniture - Jewelry - Art Glass - Primitives - Old Toys - Linens - Advertising - Post Cards & More!!

 そう、でかいのである。

 当初は、あまりの軽い誘い文句によく調べもせずにひょいひょいとバーベーキュー前に見てしまおうと会場に向かった。駐車場に到着し、入り口を見ると遊園地のような入場券販売所があった。入場料5ドル!?期待感の盛り上がっていないメンタルに不意の入場料攻撃に一瞬たじろいだが、せっかく来たのだから見ていこうということで、そそくさと5ドルを支払い、会場に入った。

 入り口付近から見ると、皆さん結構広々と会場を使ってらっしゃるなぁというくらいの印象であった。

  早速、物色を開始してみた。やはり、ファイヤーキングなどのいいものがあればいいなぁとブースを覗き込む。少し見ているといろいろな出店者がいるので、ひとつくらいはいいものがあるだろうという期待感が沸いてきた。


 炎天下ではあるが、たくさんの種類のブースがあり、数も多いのでいろいろと興味をそそリはじめた。やはり、中には、ガラスのコレクタブルばかりを扱っているブースもあり興味をそそられる。よく見ると、やはり、どこか他のアンティークショーで見た店もあったりする。アンティークショーへの出品は、もしかして儲かるのであろうか?

 中でも印象深いのは、Waukegan harborのアンティークマーケットで見かけた、農具のアンティーク専門店(?)である。
 その他にも、ダウンタウンのアンティークマーケットで見た黒人の人形がディスプレイしてある棚やBallのビンなど見覚えのもあるものもあった。実は、この黒人人形の女性のほうの首が修整してるのでまったく同じとわかった。


 黒人の人形とミニー人形が一緒にあったので気軽に手にとって見ようとしたところ、どちらも鉄でできていた。少し驚いてしまい、つい、ミニー人形がオーソライズドかどうか確認するのを忘れてしまった。他にも鉄で出来た人形がたくさんあったので、「鉄の人形」をコレクションしている人もいるのだろう。

 各ブースを覗き歩きながらふらふらしていると、ちらほらファイヤーキングも見え始めた。こう、たくさんのものがあるとついつい初心を忘れがちである。しかし、一度見えてしまうとスイッチが入り、次々とファイヤーキングを発見し始めた。

 とあるブースにあったのは、よく見るとファイヤーキングのチェリーブロッサムのボウルだが、他の食器と混じっているとキッチン用品のコレクタブルとしてちゃんと成り立っているから面白い。このブースの出展者は、ファイアーキングはこの一点しか持ってこなかった様子である。チェリーブロッサムの柄は、なんだか和風な感じでいい。

 また、ほどなく、グラスなどの食器に混じって、白の22Kのレリッシュを発見した。これは、注目しているせいか近頃よく見かける気がする。ターコイズブルーのものもあるのだが、先日も、大量に発見した。
 日本ではまったく見かけない形状の食器だが、アメリカでは、よくある形なのであろうか?

 ちなみに、このレリッシュの金縁のないものが安く手に入いったので、先日から、靴箱の上に置き、小銭と鍵を入れるのに使っている。
 ところで、他の食器に混じってファイヤーキングがあることはままあるが、このアンティークマーケットでは特に多いような気がする。店の数も多いのでそのせいもあるか。
 ブースの人も、ファイヤーキングの商品を手に持ってみていると、「Fire-King!」なんて声をかけてきてくれる。出展者もその一つしか持ってきていないのに、コレクタブルとして認識しているのである。ファイヤーキングが一点しかないブースでは、他のものに混じって置いてあるので、「発見」した気分がある。また、他の食器などにまじって、あちこちにちらほら見えるので、なんだか、金脈の予感を感じている気分でもある。
 しかし、見つけるたびに、逐一手にとってしまうのはまだまだ素人というものか。
  そうこうしながら、いい気分でブースを見回っていると、ついに発見した。大量にファイヤーキングを置いてあるブースである。激安という価格ではないが、サラダボウルやカップアンドソーサーなど大量のバブルシリーズが置いてあるのを発見した。

 こういうのを大量に発見するときには、倉庫から出してきたような感じの時もあるが、そのブースでは、商品として大量に保有している様子が伺えた。あるところにはあるのである。お店の人もファイヤーキングが商売になると知っているのか自信満々に寄ってきたが、何となく、そそくさと隣のブースに移動した。
 その横のブースには、ジェードのシリーズがいくつかおいてあった。
 これもアメリカの相場からいくと決して安いとは言いがたいが、日本での価格に比べるととても安い。ぜーんぶ買い占めてしまおうかとも思うが、このひよっこトレジャーハンターは、すぐに財布と相談してしまうので、結局どれも買わずに値段と状態をチェックしたにとどまった。中でもDECOのフラワーベースについては、以前、ピンクのものを3つ同時に発見し、勢いで購入してしまって以来、興味があるものである。

 また、他のブースでは、どういうきっかけで値引きを始めたのかは知らないが、ブースにあるものをすべて半額で売っているご夫婦がいた。商品に張ってあるシールを見ると雑貨屋さんのようにも見えたが、そのブースにDハンドルのグースの柄とキジの柄のマグカップを発見した。微妙な価格だが、マグカップは集めているので吟味してみた。

  大量のファイヤーキングを見て、少し気が抜けた気分で更に会場を見回った。この日も日差しが強く、野外でじっくり見て回るのには少しきつかったせいもあるのか、気が抜けたら、変なものばかりが気になるようになった。

 例えば、ミルクグラスの絞り機の後ろにあるカヌーにぶっきらぼうに載せてある人形のようなものとか、妙に何か言いたげな黒人の胸像などに目を奪われていた。


 更には、澄まし顔で荷車に腰掛けているマリオネットである。「お〜い、ちょっと見てってくれよぅ」と声をかけられている気がした。そう、そんな気がしただけ。暑さのせいでしょう。

  「こりゃいかん」と気づき、冷たいレモネードを飲んで一休みしてから、屋内のブースを見てみることにした。会場には、大きな倉庫がたくさんあり、普段は、映画のセットなどを置いている様子であった。当日は、その中のいくつかの倉庫を会場にして、たくさんのブースが設置してあった。

第8回 「Grayslake Antique Market〜アンティークハンター:前編」おわり

参考:Grayslake Antique Market

 

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