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中西部釣り紀行その1
中西部というところはご存知のように海からは遠く離れた内陸に位置する。そのために磯釣りやカリブのトローリングのようなダイナミックな釣りはできないのではないかと考えている人も多いかもしれないが、なんとどっこいここには海かと思うような五大湖が広がり、悠々と流れるミシシッピの流れがある。
そういうわけで世界記録を持つ何百キロもあるナマズや数十キロもあるキングサーモンだって釣れるし、小さな小川へ行けばブルックトラウトやスチールヘッドが楽しませてくれ、そしてバスフィッシングファンにとっては憧れである淡水魚最高の引き味を持つというスモールマウスバスの故郷でもある。物心ついた頃から常に水辺で糸を垂らし、世界各国へバックパックに竿を忍ばせて渡り歩いた私が、日本では皆無といってよい淡水魚ターゲット王国中西部の釣り事情を定期発信していきたいと思う。
とりあえずは中西部で必要な釣りの道具について簡単に説明しよう。
(上級者には改めて説明の必要もないかと思われるし、道具は道具でまた非常に奥が深いので、あくまで初心者が釣具購入時に必要な基礎知識だけを書いてみる。)
1. リール:ベイトリールとスピニングリールの2種類に大別されるが、遠投をそれほど必要としない中世部釣りでは大物狙いはベイトリール、小物狙いはスピニングリールということになる。ただしベイトリールはキャスティングに多少のコツが必要とされるので初心者はスピニングリールから始めるのがよいかもしれない。
2. ライン:ナイロン、フロロカーボン、PRラインがメインで使われるラインである。初心者は安くて扱いやすいナイロンラインから始めるべし。またフライキャスト用のフライラインやパイクやマスキーに使用するアイアンリーダーも存在する。
3. ロッド:基本的には5〜6フィートの6〜10ポンドロッドを購入すれば初心者には扱いやすいだろう。
4. 餌:ミミズ、ヒル、小魚、練り餌などの本物の餌を使用する釣りと、フライやルアーを使った疑似餌での釣りに大別される。初心者は餌で始めた方が簡単に釣れるので面白いかもしれない。
さて次は中西部に潜むターゲットフィッシュを紹介する。
1. トラウト類:キングサーモン、コーホーサーモン、スチールヘッド、レインボートラウト、ブラウントラウト、ブルックトラウトなどターゲットは多い。春の解禁時には大勢の釣りキチがいっせいに水辺へ繰り出すことからも人気の高さがうかがい知れる。内陸型ブラウントラウトの世界記録はイリノイ州である。
2. パイク、マスキー類:フロリダの次に釣り人訪問者数が多い釣り天国ウィスコンシンの州魚にもなっているのがマスキー。日本ではカワカマスと呼ばれるこのワニのような魚は大きなものは数十キロもの大きさに達する。マスキーの世界記録はウィスコンシン州である。
3. バス類:トッププロになると3億円も稼ぎ出すゲームフィッシュの王様ブラックバス。日本では害魚として迫害視されているが、アメリカでのターゲットフィッシュとしての人気はダントツの一番。中西部でも南部はラージマウスが、五大湖周辺など北部ではスモールマウスが多く生息する。スモールマウスの原産地は五大湖周辺である。
4. ウォールアイ類:この魚は中西部の釣り人にとってバスに次ぐ人気を誇っており、プロのトーナメントも存在するほど。10キロ以上にもなる大きさとゲーム性、さらには食べても淡水魚で一番といわれる味覚が人気の秘密。
5. サンフィッシュ類:ブルーギル、クラッピー、ロックバスなど、子供にも簡単に釣れて初心者が気軽に釣りを楽しみたい場合にお勧めのターゲットである。基本的に餌でもルアーでも何でも食いついてくるといってよいほどの食いしん坊で、この魚たちが見えるのに釣れない日は本当に何を釣っても釣れないような日・・・。
6. キャットフィッシュ類:ナマズを専門に釣る人というのは日本ではマイナーだが、ここアメリカではかなりの人気振りを誇っている。バスフィッシングがここまでスポーツ化する前は、アメリカの淡水魚ターゲットNo.1として長い間君臨していたほど。基本的にトラウトやバスを釣る人とは、底物狙い専門のターゲットとして被らない釣り人が多い。ナマズの世界記録はイリノイ州である。
7. カープ類:日本ではなかなかの人気がある鯉つりだが、ここアメリカではたんなる外道として扱われることが多い。ところがヨーロッパではこの鯉釣りが人気であるだけに、ヨーロッパからの移民たちのターゲットフィッシュとして注目度が急上昇中である。
その他 先に挙げた以外にもまだまだターゲットはいるので、いろいろと紹介していきたいと思うのでお楽しみに。
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Illinois Department of Natural Resources
*釣りをする前には必ずスポーツ店やウォールマートなどでフィッシングライセンスを購入すること。各州ごとのDNRが管理するライセンスと個人や企業が管理するライセンスがあるので注意。また淡水用、サーモン・トラウト用、海・五大湖用、1日券、年間券など各種あるので、各人の目的に合わせて購入すべし。
*釣り場は地元の人たちが大事に育ててきたものであり、また情報を提供していただいた方々にもご迷惑がかかりますので、釣りキチ三平スタイルで詳細な位置は示しません。
ご連絡はこちらまで「wanderphoto[at]live.com」
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