藤河さんのシカゴはクール



著者略歴 藤河信善

現住所:シカゴ(USA)
職業:分子生物学者/Ph.D(日本、アメリカ、ドイツの大学で研究歴)、映像作家、旅行家。
で、誰あんた?:医学部で働いたり、ラオスの山中を山岳民族と渡り歩いたりと、大志無く、ただ赴くままに生きているジプシー人生。


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              ベースボールファン その2
 

 前回、アメリカでのベースボール人気には無視できないほどの翳りが見え始めているということ、しかしながらシカゴはまだまだベースボール熱の高い街であるということを紹介した。 さてそこで今回は、シカゴにある2つのライバル球団を中心に書いてみようと思う。

 シカゴはご存知のようにここ10年でLAの人口が急増するまでは、全米第2の都市として繁栄を誇ってきた。 そういうわけで歴史の短いアメリカの中では、比較的歴史的な遺産も多い。 そんな遺産のひとつに、シカゴアンならずともベースボールファンなら誰もが知っている、シカゴ・カブスとシカゴ・ホワイトソックスというメジャーリーグベースボール(MLB)のなかでも最古参である2つのベースボールチームがある。 この2チームのどちらの方がどうというのは、余り言い過ぎるとシカゴアンなら殴り合いの喧嘩にすらなりそうなほど真剣に検討すべき焦点でもあるので、とりあえずは簡単なチームの歴史を書いてみようと思う。 

 まずはMLB(当時はナショナルリーグのみ)が発足した1876年に参加し、その年に優勝したカブス。 つまりシカゴのチームが、メジャーリーグ最初の王者なのである。 そしてこの古豪は、発足当時から現在まで存続している唯一の球団であり、また本拠地としているリグリーフィールドは、現存する中で2番目に古いメジャーリーグスタジアムでもある。 

 しかしそんな歴史あるカブスも、かつての栄光はどこへやら1908年にワールドチャンピオンに輝いてからは、約100年もの長きに渡ってその栄冠から遠ざかっている。 もちろんこれまでにも数々の名勝負や、名選手を輩出してきたが、なぜだかどうしてもワールドチャンピオンにはなれないのだ。 最近では2003年のリーグ優勝決定戦時にも話題になったが、その理由はあるカブスファンによる「山羊の呪い」だと囁かれている・・・。 

 ちなみにソーサは去ってしまったとはいえ、去年のカブスのメンバーは、「マダックス、プライアー、ウッド、ザンブラーノ、デンプスター、ボロウスキー、ガルシアパーラ、リー」とベースボールファンなら垂涎の陣容。 しかし勝てない・・・。

 そしてそのMLB最古参カブスのライバルとしてシカゴにもうひとつ在籍するのが、ホワイトソックスである。 先のカブスじゃあないけど、シカゴという街はアメリカの中では歴史ある街なだけに、このチームも”かつて”は強かった。 

 なにしろ1901年のアメリカンリーグの発足にあわせて誕生するや、いきなりその年にリーグ優勝。 続いて1906年には、もうワールドチャンピオンの座を射止めてしまう。 そんなホワイトソックスだが、映画フィールド・オブ・ドリームスでも描かれた1997年のホワイトソックスならぬ「ブラックソックス事件」以降はどうもパッとしない状況が続き、カブス同様にシカゴのチームはワールドチャンピオンにはなれないというジンクスを囁かれ続けてきた。

  しかし、そんなホワイトソックスだが、2005年にはオジー監督の下でスモールベースボールを合言葉に、なんと1917年以来となるワールドチャンピオンをゲット。 しかも日本から移籍してきた井口選手は、メジャー参加1年目にしてワールドチャンピオン・リングをゲットしてしまった。*

 こんな歴史ある2つのシカゴ球団だが、じゃあそれぞれどんなチームカラーなのか? 次回は、そのあたりをデータだけではなく、実際にシカゴに暮らしている身から感じる部分も含めて紹介したいと思う。
 

                                   
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