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ヴィク・ファン・クラブ

みなさんはサラ・パレツキー原作の女性探偵V・I・ウォーショースキー主役、通称ヴィクシリーズをご存知だろうか? どうして突然そんなことを尋ねるのかというと、シカゴのことを知ってもらうのに何か良い方法はないだろうかと考えていた時に、私が個人的にお気に入りのサイトで、一人の目ではなくたくさんの人たちの目から見た感じたシカゴのことについて記載されているサイトがあるのをふと思い出したからだ。
そのサイトの名前はVic Fan Club。 ちょっと覗いていただけるとすぐにお分かりになるかと思うのだが、もちろんシカゴについてどうのこうのいうのが主目的のサイトというわけではない。 ではなぜこのサイトがシカゴを紹介するのに良いと思ったのだという理由だが、サイトに参加されている皆さんが思い思いに語るヴィクシリーズの話しの中心舞台はシカゴであり、またいわいるシカゴの観光雑誌というものとはちょっと違った視線で、そこに暮らす人々の泥臭さも上手く表現されている小説を話題にしながら、様々な目を通してシカゴを考察しているからなのである。
こういう形のサイトを覗いてみるのは、実際にシカゴに住んでいる身からしても大変興味深いものである。 普段何気ないと感じていた生活スタイルが、ファンの方たちには思い入れのあるものだったり、また憧れの地へ訪れた時の興奮などが伝わってきて、見慣れたはずのシカゴの街並みがまた新鮮に感じられたりするのだ。 もちろんなかにはシカゴに暮らす人の目を通した意見だってちゃんとある。
これは個人的な感想なのだが、どうも私がアメリカで住む街というものは女性の活躍を主題にした小説の舞台になるようだ。 というのもこのシカゴにヴィクシリーズがあるように、以前に過ごしたリッチモンドという街を舞台にした小説にパトリシア・コーンウェル原作のケイ・スカーペッタという女性検視官が活躍するシリーズがある。
実際に私の周りでも活躍する女性というものの姿が目立つが、そういうわけでシカゴを紹介する場合にも、アル・カポネやマイケル・ジョーダンばかりではなく、こういった女性が主役の物語も、それはそれでシカゴの別な顔を知る大事なきっかけを与えてくれると思う。
そして活躍する女性といえば、彼女ことサラ・パレツキーは、本業の作家活動の他にも女性作家地位向上団体であるシスーターズ・イン・クライムを1986年に創設し、自らが初代会長を務め、さらにはウーマンズ・アイ、ウーマンズ・ケースなどの編集活動も行っている。
もし興味がある方は、ぜひ一度Vic Fan Clubのサイトを訪れてみて、機会があればヴィクシリーズも手にしてみて欲しい。 そうすればきっとこれまでとは違ったシカゴのイメージが膨らむことと思う。 またこのシリーズ原作で、キャサリン・ターナー主演の私がウォシャウスキー(1991)という映画作品も制作されている。
*写真はVic Fan Clubより
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