藤河さんのシカゴはクール




著者略歴 藤河信善

現住所:シカゴ(USA)
職業:分子生物学者/Ph.D(日本、アメリカ、ドイツの大学で研究歴)、映像作家、旅行家。
で、誰あんた?:医学部で働いたり、ラオスの山中を山岳民族と渡り歩いたりと、大志無く、ただ赴くままに生きているジプシー人生。


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          中西部釣り紀行その13 (ミシシッピ・デルタ編)


ケイジャン達と五目釣り


 大河ミシシッピの河口には、バイヨーと呼ばれる巨大なデルタ地帯が広がっている。そこには今でもフランス語を話すフランス移民達の子孫ケイジャン(Cajun)や、移民と黒人の混血クレオール(Creole)がたくさん暮らしている。彼らはジャンバラヤやガンボなどの郷土料理や、ジャズの発祥の地として知られるように独自の音楽、文化を持ちアメリカの中でも特異な地域として知られている。

 そんな興味深い土地バイヨーは、また釣り人にとってもこれ以上にないほどの魅力に溢れた地域である。ただしこの地域で釣りをする場合には、幾つか注意しないといけない点がある。まずこの地域は全米でも最も貧しいエリアのひとつとされ、治安も決して良くない。特にカトリーナに代表される大きなハリケーンの被害が続いて以降、崩壊した家々や道路はそのままに放置され、荒廃してゴーストタウンと化した村々が釣り場となる海辺には点在している。その上に、ボートやウェーダーで入り組んだ浅瀬に入る際には、近くに人がいないエリアが何十マイルにも渡って広がっている場所も多く、迷ってしまわないように注意するとともに、ここに生息するアリゲーターなども刺激しないように注意したい。ただそんな注意点が幾つかあるにせよ、それでもこの地域の釣りの魅力は釣り人を常に惹きつける。

 ケイジャン達は元来この土地で漁師をして暮らしてきた子孫が多いということもあり、今でも釣りを楽しむローカルが多い。釣り場でローカルの人に出会っても、釣り場を守らないと環境が破壊される恐れがある日本やシカゴなどの大都市圏の釣り人過密エリアと違い、親切にポイントやテクニックを教えてくれる人も多い。実際に私がこの地域を訪れると連絡するローカルの友人も、初めは釣り場で出会ったことがきっかけだったりする。

 とにかく魅力的ではありつつも、バイヨー初心者にはいろんな意味で遠い釣り場であるが、釣れる魚の数と種類の豊富さでは世界中の他のどの地域にも負けない魅力がある。基本的には餌であれば生蝦、イカの切り身、魚の切り身、ゴカイを、ルアーであれば5〜7インチのスウィムベイト、1/2〜3/4オンスのスプーン、1/8〜1/4のスピナー、9〜12インチのシンキングミノーを使用すれば、釣りあがるまでどんな魚が釣れたのかわからないほどの五目釣りが楽しめるだろう。
(*日本語でのバイヨー釣りガイドは、「wanderphoto[at]live.com」まで)

*釣り場は地元の人たちが大事に育ててきたものであり、また情報を提供していただいた方々にもご迷惑がかかりますので、釣りキチ三平スタイルで詳細な位置は示しません。
ご連絡はこちらまで「wanderphoto[at]live.com」


                                   
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