Kuni のウィンディ・シティからの手紙


著者略歴 馬場邦子

アメリカの通信社東京支局、及びシカゴ支局で金融をカバー。
サンノゼ・マー キュリー・ニュースの 東京支局長アシスタントを経て、フリーに。
主にジャパン・タイムズにアート・ レビューを執筆。
2002年2月より、シカゴ郊外アーリントンハイツに住む。

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        ブルーマングループをシカゴで観る


 最近、日本でも話題のブルーマングループをダウンタウンのブレイアー・ストリート・シアターで、家族で観に行った。演劇関係は、日本人は言葉の壁があるから、なかなか楽しめないが、パントマイムでコメディー中心のこれなら、子供たちも楽しめるかと思い、クリスマス休暇に行った。

 劇場の中は、パイプなどをはめ込んだ壁で、無機質で近未来的な現代アート空間を演出している。私たちの列は、前から7列目。その前の列まで、ポンチョが用意されていて、みんなきちんとそれを着用している。私たちは、大丈夫なのだろうか?いったい何がとびだすのか!子供たちも緊張している。白い紙の鉢巻まで渡され、頭に巻く。なぜか東洋っぽいイメージも演出している。朝日新聞のウェッブサイトの中の「どらく」のコラムによると、ブルーマンは日本のウルトラマンにかなり影響を受けているという。(http://doraku.asahi.com/entertainment/blueman/world/070711_03.html

 始まる前に、電光テロップが流れ、早速観客を引き込む。「ピューリッツア賞受賞の何々さんという作家がきているから、みんなで挨拶しよう!」「せーの、ハーイ!」「今日は何々さんのバースディーだからハッピー・バースディーと言おう!」などというテロップが次から次へと流れ、そのたびにみんなで叫ぶ。最初からみんな「一緒に騒ごうぜ!」という意図がとれる。

 ブルーマンたち3人のシルエット姿が太鼓をたたくシーンで始まる。マシュマロを投げ、口の中で受け止め、口いっぱいになったり、太鼓をたたくとカラフルな水しぶきが上がったりとまさに奇想天外。3人がお互い顔を見合わせるときの表情がなんともいえないほどユー モラスで、その存在だけで観客の笑いが止まらない。

 観客から、年配の黒人の女性が舞台に上げられ、無理矢理一緒に演技(?)させられる。困った表情をしていたおばさんが、いつの間にかブルーマンたちを引っ張っていっている。まるでブルーマンの演技パワーがおばさんにのりうつったのかのよう!実は、この日がこのおばさんのバースディーだったんだそうな。終了後、私たちの後ろの席の方で、主人が盗み聞きしてわかったことだ。なるほど。あっという間に、もう一人の若い男性も舞台外に連れ去られ、すさまじい状態に!もうこれ以上は言え ない!

 3人のブルーマンは、観客席でも神出鬼没で、観客と目が合うとその観客の席によじ登る。あやうく、主人も餌食になりそうになるが、荷物をかかえて、難をしのぐ。3人のブルーマンの左側の人を私は、気に入ったのだが、どうも生みの親の一人であるクリス・ウインク氏のような気がする。ウィンク氏の素顔の写真ととても似ていて、シアターのプログラム・パンフレットの出演者の中 に彼の名前を見つけたからである。

 最後は、何かが、観客席を襲う!(子供たちは、これまみれになった)、ぜひぜひ、ブルーマングループをシカゴ滞在中に観に行って、その面白さを確かめてほしい。カメラ等の撮影禁止だが、パフォーマンスが終わった後、ブルーマンたちが、出口にいて、写真を一緒に撮らせてくれるから、カメラ もお忘れなく!うちは、カメラを車に置いていってしまったので、ブルーマンと写真が撮れなかったのが心残り。



www.bluman.com
ブルーマングループのパンフレット表紙より


      
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