シカゴ日本人学校全日校だより

           2006年シカゴ双葉会日本語学校全日校運動会リポート
              
シカゴの大地をかけぬけたこどもたち


開会式: 4人の可愛らしい1年生による元気いっぱいの選 手宣 誓。
 1年のうちでシカゴ日本人学校全日校の子供達がもっとも熱くなる日といえば、運動会だろう。6月4日(日)、アーリントンハイツの真っ青な空の下、同校グランドにて「すんだ双葉の空のもと、シカゴの大地をかけぬけろ!」というスローガンの下、運動会は開催され、小学校1年生から中学3年生までの生徒たちが紅白に分かれ、一致団結し、全力を尽くして戦った。
 「赤組―!」「白組―!」「1年いくぞー!!」気合の入った2人の応援団長の掛け声とともに、学年ごとに赤白に分かれて子供達はダッシュで入場。6年生が力強く開会宣言し、4人の可愛らしい1年生が日英両語で大きな声で元気良く選手宣誓を行った。

 競技は、3、4年生の100メートル走で幕開けし、「ラッキーカラーをゲット!」「デカパン大玉リレー」「早撃ちガンマン」など工夫を凝らしたブロック競技でチームワークを競い合った。

サッカー・ワールドカップにちなんだ新しい競技、「ROAD TO ドイツ!」は、自分達で丁寧にペイントした大きな1枚の4カ国のユニフォームを2人の子供が着て、ゴールを競い合った。低学年による「デカパン大玉リレー」と「玉入れ」は、練習よりもずっと上手にのびのびと出来ていた。注目の高学年と中学部による騎馬戦では、「敵は目の前にありー!」「天下分け目の戦いぞー!」と白組赤組両団長のひきしまった掛け声が響きわたり、みんな思いっきり体当たりし、迫力満点。アメリカで、みんな乱世の武士になった気分!
5,6年生と中学生による騎馬戦: 小学生は中学生から逃 げま くり、背後から帽子をとる作戦。男の子は一番燃えた!

応援合戦: バルタン星人の登場に観客はどっきり!バルタ ンも UFOを踊って盛り上げてくれた。(この完璧なバルタンはなんと図工担当の西 山先 生の手作り)
 
 
全日校の運動会の目玉は、応援合戦。この日の為に、156人全員の子供達が、チーム優勝を目指し、8種類位ある歌詞をしっかり心にきざみ、大声をはりあげ、一致団結する練習を2週間行った。応援合戦はまず白組から。りりしい団長を中心に、10人の応援団がみんなの踊りをリードする。親達の世代に馴染みのあるUFOの踊りで観客を引き付け、リアルなバルタン星人と宇宙船も登場し、応援団が思いっきり踊って盛り上げる。赤組も負けてはいない。マッチョに変身した団長に引っ張られ、みんなのコールは最高潮。くまのプーさん、白雪姫、おばあさん、ドナルド、ミッキ−がディズニーのテーマ曲にのって登場し、観客の笑いを誘う。

 ミッキ−が、実は熱血団長が変身していたことにみんなびっくり。今年も応援合戦は、ファイトあふれる力強いパフォーマンスで父兄を熱くさせてくれた。

 中村泰章校長が、「応援合戦で中学生が小学部のみんなを指示し、アドバイスし、盛り上げていき、ひとつのものを作っていくのが、素晴らしい。シカゴ(日本人学校)ならではの光景です。」と開会式で語った。今日本で少なくなりつつある幅広い上級生と下級生の縦の強い繋がりが、日々の先生方の努力でこの学校には存在する。その結束力の結集がこの運動会であり、全員参加の応援合戦だ。

 
そして、その原動力となる応援団長。声をからして全身全霊でみんなをぐいぐい引っ張っていく。可愛らしい低学年の子供達も小さなこぶしを振り上げ、団長の力強い言葉につられて必死に大声で連呼する。「燃えろ!燃えろ!燃えろ赤組!」「めざせ!めざせ!めざせ優勝!」この応援台詞を毎日1年生の次男は家でも連呼していた。団長達中学生と一緒に応援出来たことで自分に自信が持てたようだ。そのリーダーシップを応援団長から学んだ下級生からは、「全日の応援団長になるのが夢」と言われるほどみんなの憧れの的になっている。団長という責任の重い大仕事を体験した中学生達は、「みんなを束ねた」という確固たる自信と充実感を得て、その後の学生生活にも生かしているという。


5,6年のリレー: バトンの渡し方をじっくり練習し、勝 利に 向かってダッシュ!
 赤白接戦で、ハイライトの高学年と中学部によるリレーで、みんなの声援もひときわ高くなり、ついに赤組が逆転優勝。戦いの後は、どの子も全力を尽くした満足感で日焼けした笑顔がきらきらしていた。閉会式で、伊藤康男教頭が「競技や応援で一人一人が自分の力を充分だし、こつこつと係の仕事をきちんとこなしから素晴らしい運動会になった。
 今日の頑張りが明日からの生活にきっと役立つと思う。」と感想を述べた。5年生以上の子供達は、用具係、放送係、得点係など様々な仕事に携わっていたので、忙しかったという。運動会で結束力の強さと素晴らしさを身をもって体験した子供達に大きな拍手を送りたい。

文・写真: 馬場邦子


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